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退職のものさし 辞め方の、ものさし。

作り方と決めごと

退職代行の比較記事は、世の中にたくさんあります。読む側からすると、どれも同じように「厳選」「徹底比較」と書いてあって、何を基準にその順番になったのかは分かりません。当サイトの決めごとを、先に全部置いておきます。ここに書いていない基準は使いません。

長いので、先に3行で

  • 順番の理由を、全部その場に書きます。「総合1位」は作りません。付けるのは「誰にとって、どの条件で1位か」だけです
  • 数字は、出どころが公式のものだけ載せます。掲載している11社の料金・運営主体は、2026-08-23に各社の公式サイトで取り直したものです
  • お金をもらっても、順番は動かしません。2026-09-06時点で提携している事業者は3社あります。どこと提携しているかは順位の面に列で書いてあり、提携の有無は順位の計算に入れていません

以下は、その3つを守るための細かい決めごとです。

掲載する会社の選び方

まず、比べる前の候補を13社そろえました。退職代行として名前が挙がる事業者のうち、誰が運営しているかが公開されていて、料金が公式サイトに出ているものを拾った結果です。この2つが分からない会社は、そもそも読者が確かめようがないので候補に入れません。そこから11社を掲載対象にしています。

外した2社は、運営が続いているかどうかを自分で確かめられなかった会社です。1社は検索結果に運営停止の表記が出ているのを確認したため、もう1社は公式サイトそのものが開けず、運営主体も料金も一次情報で取れなかったためです。読者が申し込みに進んだあとで「もう受け付けていません」に当たるのが、いちばん困る形なので、確かめられるまで載せません。外した理由と、表に戻す条件は順位の面に書いてあります。黙って落とすことはしません。

広告の出稿があるかどうか、報酬が高いかどうかは、候補に入れる基準にしていません。

比べる項目の決め方

表に載せるのは、その項目を見たら候補が変わる項目だけです。全部の会社が同じ答えになる行は、情報量がゼロなので削ります。「24時間対応」「相談無料」の行を並べても、選ぶ材料は増えません。

退職代行で候補が変わるのは、いまのところ次の3つです。

  • 交渉ができるかどうか(有給の消化、退職日、未払いのぶん)
  • 争いになったときに、そのまま任せられるかどうか
  • 料金

このうち上の2つは、会社の広告の巧さではなく、運営しているのが弁護士か、労働組合か、民間企業かでほぼ決まります。法律で頼める範囲がそこで分かれるからです。だから当サイトの真ん中に置いてあるのは会社名の一覧ではなく、この3つの運営形態が「どこまで代わりにやれるか」を並べた目盛りのほうです。料金は、その次に見る数字として表に置きます。

言い換えると、会社を選ぶ前に、まず種類を選ぶ作りです。種類が決まれば、候補は自然に絞れます。

順位の付け方

総合1位を作りません。付けるのは「誰にとって、どの条件で1位か」だけです。順位を出す面では、次の6つを必ず添えます。

  • 向いている人
  • その順位にした理由
  • 確認した根拠(出典URL)
  • 弱点
  • 2位を選ぶべき人
  • 情報を確認した日

何を何点で見たか、同点になったらどう決めたかも、その面の中に書きます。読者が同じ材料で数え直せない順位は、順位ではなく感想だからです。

弱点の欄を必ず置くのは、満点の会社を作らないためでもあります。良いことしか書いていない紹介は、読む側の警戒を上げるだけで、選ぶ助けになりません。

数字の集め方

料金・運営主体・返金の条件は、各社の公式サイトから取ります。比較記事やまとめサイトに書かれた金額は、そのままでは載せません。2026-08-23に11社ぶんを公式サイトで取り直し、出典のURLが公式ドメインと一致することを、公開前に機械で照合しています。二次情報の混入を、書き手の心がけではなく関所で止めるためです。公式に書かれていなかった項目は、埋めずに「記載なし」と書いて、その一覧も面に出します。

法律の話は、条文そのものから始めます。国が法令の原文を公開しているe-Gov法令検索に当たり、「民法627条1項」のように条番号まで書きます。法律名だけでは、読者が原文を確かめに行けないからです。

条文だけでは決まらないところ(役所が実務上どう扱っているか)は、厚生労働省と都道府県労働局の資料から取ります。役所が現場に出した通知には番号が振ってあるので、その番号まで書きます。読者が原文に飛べない形になっているものは、根拠として弱いと考えています。

2026-09-06時点で、記事に添えた出典は延べ198件、同じURLをまとめると118本です。記事に付けた出典の項目数を「延べ」、同じURLをまとめた数を「本」と書き分けています。各出典の確認日は、記事に記載しています。集計日と情報を確認した日は区別しています。

出典が付いていない数字は、公開の手前で機械が弾きます。記事のデータに出典URLと確認日が入っていないと、そもそもサイトが組み上がらない作りにしてあります。書き手の心がけに頼らず、通れない道にしてあるという意味です。人はいつか忘れますが、機械は忘れません。

公開の手前で、機械に通しているもの

このサイトの数字は、日数や金額のように1つ間違えると読者の予定が狂うものばかりです。だから書き手が読み返して確かめる形にはしていません。公開のたびに、同じ検算を機械が最初から通します。通らなければ、そもそも本番に出ていきません。

公開のたびに通している検算と照合(2026-09-06時点・関所11本/検算715件)
見ているもの 通す件数
出典に使っている法令IDが、e-Gov に実在するか 25件
引いている法令が本当にその法律か・名指しした条が実在するか・読んだあとに改正されていないか 25件
各社の料金・対応範囲・返金条件を、約束した周期の中で取り直しているか 11社
退職後の健康保険の判定表 36マス
パワハラの照合表 108マス
頼める範囲の判定表 30マス
事業者台帳(出典が公式ドメインか・未確認を埋めていないか) 11社
失業給付の日額と所定給付日数の計算 194件
離職票が届くまでの期限の計算 68件
退職日の逆算 105件
退職後の手続きの締切日の計算 102件

計算のほうは、境目だけを選んで並べてあります。給付率が切り替わる賃金日額、年齢の区切り、被保険者だった期間が1年・5年・10年・20年をまたぐところ、月末や年をまたぐ日付。間違えるとしたら境目ですから、真ん中の値をいくら試しても意味がありません。

この表に出ている件数そのものも、機械が数え直しています。関所を走らせて出てきた数と、この面に書いてある数が違っていたら、そこで止まる作りです。「毎回検算しています」と書いておいて、実際には走っていないという状態を防ぐためで、2026年9月6日に実際にその状態を見つけて直しました。検査のスクリプトはそろっていたのに、公開の手順から呼ばれていませんでした。

いつ、確認し直すか

  • 各社の料金・対応範囲・返金条件: 面を出すときに公式で取り、以後は3か月ごとに取り直します。いまの実査は2026-08-23で、次の期限は2026-11-23です
  • 条文・行政解釈: 改正を確認したときに直します。改正されたかどうかは、上の法令台帳の施行日をe-Govと突き合わせて機械が見ています
  • 運営が止まった会社: 掲載を取り下げるか、止まっている旨を書き足します。黙って消しません

更新したときは、その面の情報確認日を新しくします。日付だけを新しくして中身を触らない更新はしません。古い日付が表示されていることも情報のうちで、隠すほうが読者を困らせます。

この期限も、覚えている人がいるかどうかに任せていません。2026-11-23を過ぎたまま台帳を触らずにいると、次の公開がそこで止まります。取り直す前に日付だけ書き換えて通す、という抜け道を残さないための作りです。

法律について、書くことと書かないこと

当サイトは弁護士事務所ではありません。だから、書ける範囲を先に決めてあります。

書くこと

  • 条文に書いてあること(条番号つき)
  • 行政が公開している解釈・案内(出典つき)
  • 弁護士・法律事務所が公開している解説の紹介(出典つき)

書かないこと

  • 個別の会社について、法に触れるかどうかの判定
  • 「あなたの場合はこうすべき」という個別の助言
  • 診断ツールの出力としての結論

条番号を書く以上、その条が本当にあるかどうかは読者が確かめられなければ意味がありません。e-Gov法令検索は画面の作りかた上、法令のIDが間違っていてもエラーにならずに画面が開きます。リンクを踏んで確かめても気づけません。そこで、当サイトが引いている25本の法令については、正式名と法令番号がe-Govの返す値と一致するかを公開のたびに照合し、本文と表で名指しした条番号がその法令に実在するか(本則か附則かの区別も含めて)を1つずつ当てています。実際に2026年9月6日、労働基準法の出典表記で附則137条を本則の137条として書いていた箇所が、この照合で見つかりました。

当サイトが条番号まで引いている法令(2026-09-06時点・25本)
法令名 法令番号 読んだ版の施行日 e-Gov法令検索
民法 明治二十九年法律第八十九号 2026-06-24 129AC0000000089
刑法 明治四十年法律第四十五号 2026-05-21 140AC0000000045
健康保険法 大正十一年法律第七十号 2026-08-01 211AC0000000070
健康保険法施行規則 大正十五年内務省令第三十六号 2026-08-01 215M10000008036
日本国憲法 昭和二十一年憲法 1947-05-03 321CONSTITUTION
労働基準法 昭和二十二年法律第四十九号 2026-07-17 322AC0000000049
地方自治法 昭和二十二年法律第六十七号 2026-09-24 322AC0000000067
労働基準法施行規則 昭和二十二年厚生省令第二十三号 2026-04-01 322M40000100023
労働組合法 昭和二十四年法律第百七十四号 2026-06-24 324AC0000000174
弁護士法 昭和二十四年法律第二百五号 2025-10-01 324AC1000000205
地方税法 昭和二十五年法律第二百二十六号 2026-09-24 325AC0000000226
労働保険審査官及び労働保険審査会法 昭和三十一年法律第百二十六号 2026-06-24 331AC0000000126
国民健康保険法 昭和三十三年法律第百九十二号 2026-08-01 333AC0000000192
国民健康保険法施行規則 昭和三十三年厚生省令第五十三号 2026-08-01 333M50000100053
国民年金法 昭和三十四年法律第百四十一号 2026-05-25 334AC0000000141
国民年金法施行規則 昭和三十五年厚生省令第十二号 2026-04-01 335M50000100012
財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則 昭和三十八年大蔵省令第五十九号 2026-08-07 338M50000040059
所得税法 昭和四十年法律第三十三号 2026-08-12 340AC0000000033
労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律 昭和四十一年法律第百三十二号 2026-04-01 341AC0000000132
雇用保険法 昭和四十九年法律第百十六号 2026-05-13 349AC0000000116
雇用保険法施行規則 昭和五十年労働省令第三号 2026-08-25 350M50002000003
高齢者の医療の確保に関する法律 昭和五十七年法律第八十号 2026-08-01 357AC0000000080
行政機関の休日に関する法律 昭和六十三年法律第九十一号 1992-05-01 363AC0000000091
確定給付企業年金法 平成十三年法律第五十号 2026-04-01 413AC0000000050
確定拠出年金法 平成十三年法律第八十八号 2026-04-01 413AC0000000088

法令名の欄はe-Govが返す正式名です。本文では「労働施策総合推進法」のように短い呼び方を使っている法令もありますが、どちらを指しているかがずれないよう、正式名のほうを台帳の正本にしています。

施行日の欄は、当サイトが読んだ版がいつから効いているものかを示しています。法律は改正されます。改正されたことに書き手が気づかないまま古い条文の話を書き続けるのが、この種のサイトでいちばん起きやすい壊れ方です。そこで、この日付も公開のたびにe-Govと突き合わせています。e-Gov側の日付が動いていたら、その時点で公開が止まります。引いている条を読み直すまで、日付だけを新しくして通すことはできない作りです。

未払い賃金、ハラスメント、損害賠償の話が出ている状況は、当サイトの守備範囲の外です。その場合は弁護士か、お住まいの労働局の総合労働相談コーナーへつなぐところで記述を終えます。これは逃げではなく、線の引き方そのものです。

お金の話(広告とアフィリエイト)

アフィリエイトというのは、このサイトのリンクから申し込みがあると、サイト側に紹介料が入る仕組みのことです。比較サイトの多くはこれで運営費をまかなっています。当サイトもいずれそうする予定なので、先に条件を書いておきます。

2026-09-06時点で、提携している事業者は3社です。ただし紹介料が発生するリンクは、まだサイトのどこにも置いていません。提携は「載せてよくなった」というだけで、リンクを敷くのは、検索から実際に申し込み目的の言葉で人が来ていることを確かめてからにします。どの3社と提携しているかは順位の面に列で出してあり、提携の有無は順位の計算式に入れていません。

  • 報酬が発生するリンクを置いた面には、ページの上部とリンクの近くの2か所に、広告であることを表示します
  • 報酬の有無と金額は、順位・評価・掲載可否のどれにも使いません
  • 報酬が高い会社を上に動かす並べ替えをしません。順位を動かしたときは、動かした理由を面に書きます
  • 広告を始めたら、始めたことをこの面に書きます。静かに差し込むことはしません

提携の有無で記述が変わらないことを確かめられるように、提携前に書いた面の内容は、提携後もそのまま残します。金額や条件の更新はしますが、評価の向きを提携に合わせて書き換えることはしません。

誤りを見つけたときは

条文の読み違い、料金の取り違え、リンク切れ。どれも起こりえます。見つけたら教えてください。確認できたものは直し、直した面の情報確認日を新しくします。

数字や事実を直したときは、何をどう直したかを面の中に残します。こっそり書き換えて、もとの記述が無かったことにはしません。誤りを消すより、誤りを直した記録が見えているほうが、読む側の判断材料になるからです。

連絡方法はお問い合わせ・訂正にまとめています。該当ページのURLと、根拠になる公式ページのURLを添えてください。

言葉の扱い方

当サイトには、退職をめぐる名言を集めた面があります。ここでも作り方は同じです。原典か、出典を検証した記録まで当たれたものだけを載せ、たどり着けなかったものは落とします。2026-09-06時点で、22本を掲載し、8本を落としました。

落とした8本は、人物と落とした理由を名言のページに表で並べてあります。良い言葉でも、別人の言葉として広まっているものは載せません。読者が同じ言葉をよそで見かけたときに、自分で疑えるようにしておきたいからです。

書いている人

運営体制と、編集アドバイザー・案内役の関わり方は運営者についてに書いてあります。ここに書いた決めごとを守れなくなったときは、決めごとのほうを書き換えて、書き換えたことを残します。黙って基準を下げることはしません。